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良い事ばかりじゃない?「一発試験」のメリット、デメリットとは??

誰でも「一発試験」を「受験すること」自体は可能ですが、やはりメリット、デメリットは存在します。

よく言われるメリットは、

・時間を有意義に使いながら、運転免許取得ができる。ということ。

一般的な指定自動車教習所に入所して通学する場合、

学科教習に関しては26時間ほど、技能教習に関しては規定として31時限以上(AT車)受講しなければいけません。

仕事をしていたりすると、なかなか再度通学にかかる時間は取りにくいのが現状だと思います。

また、学科に関しては教習所それぞれの時間割の都合で、なかなか受けることができなかったり、

技能に関しては混雑状況によって予約が取れず、通いたい日程で必ず通えるとは限らないため、

予定よりも時間がかかってしまったり、すぐに入所できないというケースもあります。

運転免許センター(運転免許試験場)での一発試験の場合も基本的には学科試験合格後に、

技能試験予約が必要なケースがありますが、受け入れの規模が教習所と試験場では違うため、

また試験前に費やす時間においては、必要な拘束時間が少ないために、早期再取得に繋がりやすいです。

一般的な教習所への入校よりも費用が格段に安い

教習所への入校となると、入所金だったり、保証パックを付けるとなると、

その分余計に費用が掛かったりと、大体平均的に23~30万円くらいの間で、

免許取得までの費用が掛かる場合があるかと思います。

ですが「一発試験」は、免許センターや試験場で受ける試験に対しての費用のみで、

免許取得が可能です。

数時間だけ、技能教習の費用が掛かったとしても、

教習所に入所した場合の費用に比べると、グッと抑えることが可能です。

一発で受からなくても、かかる費用は試験代のみですので、余程回数が掛からない限り、

教習所に入校した場合の費用が超えることはほとんどないと思います。

仕事をしている方々にとっては、「一発試験」は本当にありがたい制度だと思います。

ではデメリットは何があるのでしょうか?

初めての試験会場、初めて乗る試験車両

人によっては、久しぶりに運転される方もいらっしゃると思います。

それに加えて、初めての試験会場で、初めて乗る試験車両。

緊張してしまう可能性だって十分にあります。

また、不合格だった場合のポイントは、すべて教えて頂くことはできません。

ワンポイントで聞くことはできても、すべて教えて頂くことはできません。

そのあたりで不安になってしまう方は、向いていないかもしれません。

免許センターや試験場の場所が限られている

全国の運転免許センターや、試験場の場所は限られています。

そのため近くにある場合は、何度も通うことが可能かもしれませんが、仮免許のための学科、

技能試験、本免許のための学科、実技試験と、最低でも4回試験があるため、

自宅側から送迎が出ている教習所のほうが、楽だという場合もあります。

すべて自分で免許センターや試験場に行き手配しなければならない

実際に予約をすることになるのは、技能試験であったり、取得時講習(特定教習)と呼ばれる講習の予約くらいだと思います。

ですがこの試験、受験できる日程が平日のみで、土日祝日はやっていないため、

その日程だと取りにくいという方がでてくるかもしれません。

ただ教習所に入校した場合も、最後の学科試験は平日に受けに行かなければならないので、

平日に行けるのかというのも問題になってくるかと思います。

教習所に通っていると、最後の学科試験までほぼサポートしてくれる形になるので、

それが楽だという人もいると思いますが、最後まできっちり拘束されてしまうのがつらいという人もいるかと思います。

このあたりを比較し、自分はどちらで免許を取る方が良いのかを、考えてみるのもいいかと思います。

「一発試験」の費用について

「一発試験」で受験する場合どこかの教習所に入所する必要はない為、

試験料と取得時講習料のみで、免許取得が可能になります。

ですので、お住まいの地域の免許センターや試験場に、

試験毎に試験料を支払うだけでOKです!

仮免許時の学科試験と技能試験、本免許時の学科試験と技能試験、

あともう一つ、取得時講習(特定教習)と呼ばれる、高速教習、

危険予測、応急救護の講習が13700円ほどかかります。

全て合わせたとしても、一発で合格すれば、

指定教習所に入所するよりも、格段に安く済みます。

そんな「一発試験」の費用についてですが、ひとつ例を挙げておきます。

「一発試験」の費用について

※すべての試験を1回で合格した場合です。あくまで最低費用です。
地域によって金額が前後する場合があります。

仮免受験料       4750円※1
仮免許交付手数料  1200円
本免受験料       3400円
免許交付手数料    2100円
取消処分者講習   33800円※2
取得時講習      13400円

合計    58650円

実際には一回で合格というのは考えにくいので、仮に仮免、本免を五回ずつ受験したとすると91250円となります。
取消処分者講習が不要な場合は57450円です。

金 額  取消処分者 58650円~
失効等の方 24850円~

運転免許試験場で練習ができる「コース開放」を利用する

仮免・本免技能試験が行われていない土曜・祝日に、場内の運転コースを開放している試験場があります。

車両は各自で持ち込むことになっている所が多く、一部では貸し出しをしている試験場もあります。貸車の場合は、それが試験で使用している車両だということが多いので、そうであれば1度だけでも借りて練習することをおすすめします。

同じ車種で練習しないとダメという訳ではありませんが、届出教習所などを利用するとしても試験場とまったく同じ車種で練習できる機会はなかなか無いものです。

コース開放が利用できる人

コース開放では仮免許がない無免許の人でも利用することができます。ただし、練習の際には「運転経歴が3年以上の人」の同乗が必要です。この同乗者については普段全く運転していない人でも問題ないそうです。

利用できる年齢は18歳以上で、原則として自分が住んでいる地域の試験場を利用することができます。一部の試験場ではそのような制限がありません。

コースの使用料は試験場により有料と無料に分かれていて、別途保険料が必要な所もあります。運転の苦手な人が多い(?)場所ゆえか、事故もかなりあるとのことですから保険加入が必要なのかも知れません。東京都の府中試験場の場合、コース使用料が1時限2000円で損害保険料が200円となっています。
関連ページ:府中試験場で練習ができる「コース開放」

コース開放には仮免技能試験の練習者だけでなく、二種免許の取得を目指す人、あるいは一発試験を受験するかどうかに関係なく、ただ単に運転が苦手な人なども練習することが可能です。サイト管理人が練習した時には、時速5km~10kmぐらいの本当に止まりそうな速度で練習する人がいたりするなど、色々な練度の人達がきていました。運転するのが怖いなど、何らかの理由で過去に免許の取得をあきらめた人はコース開放で運転練習をしてみたらいかがでしょうか。

コース開放の利用を一番におすすめしたいのは仮免技能試験を受験する人達です。受験前に可能であれば一度だけでも届出教習所の指導も受けると、

一発試験又は自動車教習所で普通免許を取得・再取得する流れ

一発試験又は自動車教習所で普通免許を取得するまでの流れ図です。

更新忘れによる免許失効の場合は、期限が切れた日からの経過日数により学科や技能試験の一部が免除されることがあるので、下記の図のスタートする位置が変わってきます。詳しくは有効期限切れによる免許失効からの再取得と優遇措置のページで確認して下さい。

まだ免許停止や取り消し処分が終了しておらず、反則金や罰金などの支払いも終えていない人は、免許停止・取り消し処分と反則金・罰金の処分の流れを先に見て下さい。

免許取り消しになった人は「取消処分者講習」を受講しないと再取得できない場合があります。詳しくは取消処分者講習の具体的な内容と流れを見てください。

普通免許と中型免許の間に新しい免許が設置されることになり、普通免許で運転可能な車両の総重量が引き下げられる予定です。仕事で小型トラックなどを使用する人は早めに取得・再取得したほうが良い場合もありますので注意してください。

一発試験にかかる費用

仮免試験 3300円

まず最初に学科試験を受ける時に必要。
学科試験合格後の技能試験も込みの代金ですが、技能試験に落ちて次の技能試験を予約する時にもこの金額を払う必要があります。
仮免貸車料 1100円
技能試験実施当日、試験の申込みを行う時に必要。
仮免許交付料 1200円
仮免技能試験合格後に、仮免許を交付するために必要な費用。
技能試験後に3300円を払うか1200円を払うかで天国と地獄・・・
つまり、学科試験を受けに行く時は3300円、技能試験当日は2300円もしくは4400円の費用が必要と言うわけです。そして技能試験に落ちた回数×4400円が加算・・・
取消者処分講習 33800円(2日間)
免許取消者は、欠格期間終了後から本免試験を受けるまでにこの講習を受ける必要があります。
本免試験 2400円
仮免の場合と同じです。
本免貸車料 1000円
仮免の場合と同じです。
免許取得者講習 9800円(普通車)
応急救護処置講習 3600円(普通車・大型二輪・普通二輪)
本免試験合格後、交付までにこの講習を受ける必要があります。
運転免許交付手数料 1650円
もし全て一発で合格すると、取得までの費用は取消処分者講習抜きで24050円で免許を取得する事が出来ます!ってそりゃさすがに無理ですがね~。